2015年4月20日月曜日

PRADA the postman dreams

http://thepostmandreams.prada.com/ja/postman

http://youtu.be/zzczhoz8fCo

動画はあとで貼ります!
ムービーだけじゃなく、エアメール風のグラフィックがかわいい!
コミカルで、愛嬌があってとてもかわいいです。

2015年4月3日金曜日

本当のフラヌールなら…… 2015年春夏メンズコレクション












画像はFASHION PRESSより転載。


エルメスのエスプリには、いつもときめきます。

どこかとぼけていて、ゆるくて、シュール。
なのに品格がある。
知的でマイペースな若い大学教授って感じ。
のんびりしているけど、クリーンでさわやか。

色好きの私としては、
ポイントで絶妙な色をさしてくることもときめきのひとつ。
画像1枚目の緑、2枚目はニットの黄色、3枚目のピンク…
かわいくて、愛しくなっちゃう。

フラヌールは、フランス語で「遊歩者」という意味だそう。

動画は限定公開だそうなので、消えてしまっていたらあしからず…



2015年3月28日土曜日

URBAN RESEARCH 2015 SPRING&SUMMER




http://www.urban-research.com//catalog/2015ss/
かわいい!
空間を白線や窓やドア、家具で区切って、ひとつの街をつくってる。









ひとりの時間を楽しんでいたり、
デート中だったり、
エンターテイナーがいたり、
友達と過ごしていたり、
誰かを想っていたり。。

さまざまな生活の一部が、ひとつの空間にぎゅっと集められています。



アーバンリサーチのコンセプトは、
“DESIGN YOUR LIFE STYLE”。

「DESIGN YOUR LIFE STYLE」をテーマに、様々な都市をリサーチ
(URBAN RESEARCH) し、カジュアルテイストをベースに世界中から
デイリーウェアーやドレス、ライフスタイル雑貨までをセレクト。
フレキシブルに今の空気をモノやカルチャーに
乗せて伝える SPECIALITY SHOP

だそうです。

ブランドテーマは、
“make it UR color”。

自分らしい“色”でファッションを楽しみましょう

楽しいこと、価値があること。
”自分の色”は自身が一番知っているはず。
自分らしさを大切にする人に、ファッションを通して、驚きや新たな出会いを提供します。

だそうです。


その人らしさ。その人らしいライフスタイル。
それを一つのブランドにぎゅっと凝縮して
提案しますよ、というメッセージがビジュアルになったのが
このカタログなのでしょうか。





思い出すのはもちろんこれ。
ラース・フォン・トリアーの「DOGVILLE」。





床に引かれたラインと少しの小道具だけで1つの町を表現しています。
小さな町に突然現れた主人公の女性をめぐって、
人の道徳観・倫理観がいかに表面的でもろいものか
ということをあらわにしていくストーリー(うろ覚え)。
アーバンリサーチのハッピーなカタログとは対照的な、
心がえぐられるストーリーです。

オープンな関係性の裏には
それぞれのエゴがうずまいている…という皮肉を
この、映画にしては風変わりなセットが表現しているのかもしれません(うろ覚え)。


どちらにしても、
ビジュアルのインパクトは抜群。
ミニチュアって、心ときめきますよね。

2015年2月1日日曜日

【再開!】ノームコア。モノとコト。わたしのやりたいこと。


ふと思い立ってブログ再開!


「ノームコア」が本当に意味するもの WIRED.jp
http://wired.jp/2015/01/27/normcore/


さいきんの流行だから、という意識があるのかないのか、
お店の陳列や雑誌に自然と影響を受けてか、
私もシンプルでいいものに魅力を感じたり、
食べものやインテリアに興味を持ってみたりしたい気分です。

いろんな雑誌で特集されているノームコア。
この記事がわかりやすくまとめてくれていて、
最近会社の先輩と話していたことともつながって、
自分がこれからやりたいことともつながっていたので、心のメモ。

「昔、人は集団に生まれ、その中で自己を探さなくてはならなかった。
しかしいま、人は個性的に生まれ、自分に見合った集団を探し出す時代がきている」
「個性の主張を外側から内側に向けるムーヴメントが
ノームコアと呼べるのかもしれない。」

デジタル世代は、表面的に個性を主張し合うことに辟易している。
ソーシャルメディアの普及で、
違いの追求それ自体が世の中に溢れかえっていることに気付いてしまったから。
(=マス・インディ)
平凡なスタイルをあえて選ぶことで、
自分の内側のアイデンティティを表現することがノームコア。
まとめるとこんなかんじ?

これを読んだあとに、同じサイトでムラカミカイエさんのインタビューを読んだら
同じ主旨のことを言っておられました。

「美術館のアートより、いま観察すべきは生活工芸品」ムラカミカイエ WIRED.jp
http://wired.jp/2014/04/30/wired-lifedesign-4/

「ウェブを介すと、世界中どこでも同じようなものが買えて、
着るものも似てきて、髪の色も自分の所在とは違う色に簡単に変えることができて、
何にでもなれる。ただそういう表面的なものではない思考が、
最近高まってきているように思います。
本来的に自分に備わっているものを突き詰めていくことで、
ウェブ時代に理想的な個性設定というものができていくことでしょう。」

このインタビューの全体を通して、
「モノ」ではなく「コト」を見直す時代がきているというお話をされています。


—————


KINFOLKの人気だったり、
それを意識しているであろう日本の&PREMIUMだったり…。
90年代では、消費すること、装飾していくこと、
つまりモノで充実感を得ていたのが、その逆の流れになっている…らしい。

ファストファッションの台頭で百貨店至上主義が崩れて、
「質の良いもの」という付加価値がないとモノが売れないという
背景も関係しているのでしょう。

ファッションは、そういう世の中の流れや
人の生活スタイルを映し出しているからこそ面白くて、
服というプロダクトそのものだけでは成り立たないとしみじみ思います。
だから好き。

ファッションの世界でグラフィックデザインの存在意義ってなんだろう。
いまはカタログ制作とか、エディトリアルに近い仕事が多いけれど、
それは「いまここ」の時代の気分をリアルに伝えるお仕事なのかなと思います。

わたしのやりたいことは、それよりもう少し根本の部分というか…
つまりはブランディングだなあと思う。
その服を着る人の、ライフスタイルをふくめた人物像を演出するようなお仕事をしたい。
デザインは、そうして人の自意識を刺激するのがお仕事のような気がしています。

「この服をこう売りたいからこう見せてください」
「カタログ作ってください」「広告作ってください」ではなくて、
そのブランドなり会社なり商品なりの価値を
一緒に考えるところからできるようになりたいな。
広告でもウェブでも映像でも、ツールにこだわらずに
そのとき本当に必要なものを世の中に提供できるようになりたい。
モノだけではなくて、コトを提案すること。
だから私はアパレルメーカーではなくて、
グラフィックデザインから入ったのだと思います。

あーだこーだ言ってもまだ修行の身。
まずは「こう見せたい」のオーダーをちゃんと形にできるくらいの
ベースは持っていないと。
いまは基礎固めのときかなあと思うので、何でもできるようになりたい。
なるべくいろんな種類のものを作りたいと思っています。

そんな考えに燃えて、考えたことは記録として残しておこうということで、
ブログを再開いたしました!

自分の好きなことや刺激を受けたことを言葉にして、シェアすることで
なにかに繋がればいいかなと思います。

2015年もよろしくお願いいたします!



大脇初枝

2014年4月10日木曜日

coromoza×think fashion「東京コレクションを振り返る」を振り返る【前編】

もう2週間以上前のことになりますが、やっぱり書きたくなったので記録します。
3月23日にあったトークイベントのレポート!


服を作る人のためののコワーキングスペースcoromozaにて、「2014東京コレクションを振り返る」をテーマに豪華登壇者が語ってくださるとのことで参加。
登壇者陣は下記。

岩谷俊和氏(DRESSCAMPデザイナー)
有働幸司氏(FACTOTUMデザイナー)
佐藤秀昭氏(The Dress&Co. HIDEAKI SAKAGUCHI director)
熊切秀典氏(beautiful peopleデザイナー)
戸田昌良氏(beautiful peopleパタンナー)
若林祐介氏(beautiful people営業)
米タミオ氏(beautiful people企画生産)

南馬越一義氏(BEAMS 創造研究所シニアクリエイティブディレクター)
高野公三子氏(アクロス編集長)
ミーシャ・ジャネット(ファッションブロガー)
菊田琢也氏(ファッション研究者)
寺澤真理氏(伊勢丹新宿店TOKYO解放区バイヤー)

http://za.coromo.jp/event/zagaku-03



今までグラフィックデザイナーのかたのお話を聞く機会は多かったのですが、
ファッションデザイナーのかたは初めてで、それだけで新鮮でした。

自分の雑感がほとんどですが、登壇者のみなさんの言葉を交えつつ振り返ります。メモをとらなかったのでかなりフィルターかかってますがご了承を…

第一に思ったことは、デザイナーの人柄が、作る服やコレクションにそのまま現れているんだなということ。
これはもうジャンル関係なく、ものづくり全般に言えることですが。
服作りには詳しくないのでなおさら、人柄そのものにフォーカスして話を聞いてしまいました。



【beautiful people】


1969年にアップル本社の屋上で行われた、ビートルズの「ルーフトップコンサート」から着想を得たコレクションとのこと。
ランウェイの後ろで演奏するのはビューティフルピープルのメンバー本人。


ルーフトップコンサートの日は寒かったため、ビートルズのメンバーはそれぞれ同伴していた各夫人から上着を借りたんだって。それでファーのコートを着たりしてる。





ビューティフルピープルのメンバー4人が自ら演奏するビートルズの名曲たちは、決してパーフェクトに上手なわけではないんだけど、そこが微笑ましいと同時になんだかかっこいいのです。

印象的だった登壇者のかたの言葉。
・ビューティフルピープルといえば東京のハイファッションの代表的なブランドなのに、
本人たちがちょっと緊張しながらも自分たちの手で演奏するという演出に感動した。
・彼らのコレクションはいつも「4人でやっている」ということを全面に出しているけれど、今回はバンドという形でそれをしていた。
・ビューティフルピープルは、渋谷原宿というより銀座丸の内のような街が似合うブランド。でも彼らとしては、そのイメージと裏腹に東京コレクションのような場所にも積極的に進出しようとしている。ロンドンのサビル・ロウも銀座丸の内のような高級ブティック街。そこでゲリラライブという事件を起こしたビートルズの精神にも通じるものがある。


なんかもう感動。服もバンドもかわいくてかっこよくて泣き笑い。

熊切さんをはじめとした4人が話すのを実際に見て、本当に服が好きで、愚直に服づくりをしているファッションおたくだなあという印象を持ちました。(失礼だったらすみません…)
作る服はベーシック、でもその型をあえて破ろうとするアグレッシブな熱を感じました。
スタイリングからも、演出からも。


服が大好きな4人のおたく少年が仲間どうしでこそこそ面白いことをたくらんでいる感じで、すごく愛らしく見えたというか。この人たち好きだなー、と思いました。
話のトーンもすごく心地よくて、前にぐいぐい出るタイプではなくむしろ恐縮しているくらいな感じで。
でも、やるべきことややりたいことを着実にやっていっている芯の強さを感じたというか。

こんな人たちと一緒にお仕事ができたらどんなにいいだろうと心底思いました。


他ブランドのデザイナー陣が感想を求められたときに、
DRESSCAMPの岩谷さんが「とても丁寧に服作りをしているんだろうと思う」とただひとこと言ったのがすごく本質をついていると思いました。
「世界一形のいいジャケット」と熊切さんが何度も言っていたように、ただ、「形/着心地のいいものを作る」ということがぶれない軸としてあるからキマッてるんだろうなと思います。


コンサバ層に求められがちだけど、彼ら自身が決してコンサバでないので、もっともっと面白くなっていきそうだし、これからも見ていたいなと思います。


私的お気に入りルックスはこちら!

襟の具合とか、パンツのサイズ感がたまんない!
ぽってりした帽子は少年みたいなのに、レディでスマート。


目がさめるようなブルーにあわいピンクの組み合わせが
こんなにさらりとまとまるなんてかっこいい。


これ大好き!
柄on柄の組み合わせも大好きだし、メンズみたいなゆるくてテロテロしたパンツもいい。
足下のシューズにも意外性があって。



レオパードかと思いきやリンゴだったりとか。


アイテムの色や柄はカジュアルなのに、紳士な感じ!
オレンジがきいてる!


ヌケ感あるスタイリングにピンクのハットかぶっちゃうなんてかわいすぎ!



レディースのパンツスタイルばかり選んでしまったけれど、いまの自分の気分です。


とにかくスタイリングがかっこいい!
登壇者のどなたかもおっしゃっていたけど、下手したらださくなりそうなシューズ合わせとか色合わせとかたまらないです。
ロックだったりレディだったりヌケ感だったりのバランスがたまんない。

トークイベントの次の日、このコレクションに感化されてタートルネックにジャケット、太めのストレートパンツで出勤したのは内緒。


レビュー
http://www.fashion-press.net/news/10256



ビューティフルピープル、自分的に一番ツボだったので、力が入っちゃいました。

長くて読みづらくなりそうなので、
続き3ブランドの話は次回の投稿にまわします…